Keras Legacy Optimizer Setup Procedure for WSL 2
問題
この手続きによってKeras 2の機能をKeras 3環境で使用できるようになり、既存のコードを大幅に変更することなく動作させることができます。ただし、これは一時的な解決策であり、長期的にはKeras 3の新しいAPIへの移行が推奨されます。
具体的には以下の問題を解決することができます:
1. Keras 3環境での旧バージョン(legacy)オプティマイザーの非互換性
2. 具体的には、keras.optimizers.legacy.Adamなどの使用によって発生するImportError
3. コードの変更なしで、環境設定のみで旧バージョンのKerasオプティマイザーを使用可能にする
手順
1. WSL 2 を開く
Windowsのスタートメニューから「Ubuntu」や使用しているLinuxディストリビューションを選択してWSL 2を起動します。
2. tf_keras パッケージのインストール
WSL 2のターミナルで以下のコマンドを実行します:
code:_
pip install tf_keras
3. 環境変数の設定
WSL 2のターミナルで以下のコマンドを実行します:
code:_
export TF_USE_LEGACY_KERAS=True
4. Python スクリプトの実行
環境変数を設定した同じWSL 2セッションで、Pythonスクリプトを実行します:
code:_
python your_script.py
5. 永続的な設定(オプション)
WSL 2の環境で永続的に設定するには、~/.bashrc ファイルに環境変数を追加します:
code:_
echo 'export TF_USE_LEGACY_KERAS=True' >> ~/.bashrc
source ~/.bashrc
注意:
この設定はWSL 2環境内でのみ有効です。Windows側には影響しません。
WSL 2とWindowsのファイルシステムは統合されていますが、パフォーマンスの観点から、Pythonスクリプトや関連ファイルはWSL 2のファイルシステム内(例:/home/your_username/)に配置することをお勧めします。
この方法は一時的な解決策です。長期的には、Keras 3の新しいAPIに移行することを検討してください。
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